外国人アルバイトへの意識調査結果からみる、外国人労働者が感じた「働きにくさ」の理由とは?

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外国人労働者が感じた「働きにくさ」の理由とは?

入管法の改正もあり、いままで以上に外国人労働者の増加が見込まれる我が国において、今現在、日本で働いている外国人労働者は、いったいどのようなことに不安や大変さを感じてているのかといった実態を知ることは、働かせる企業側にとっても、今後の外国人労務管理を行ううえで非常に参考になるのではないでしょうか。マイナビさんが行った「在日外国人へのアルバイト意識調査」を見ていきましょう。

日本でアルバイトを探す際に大変だと思うことは?

「外国人が勤務可能な求人が少ない、又は限られている」が最も高く(40.1%)、次いで「日本語での履歴書等、書類の準備」(27.9%)、「求められる日本語レベルが高すぎる(日本人と同等など)」(26.5%)、「就労に必要なビザ取得などの手続き」(23.1%)、「求人情報が日本語でわかりづらい」(20.4%)、「面接時のマナー(5分前行動や、服装等)」(20.1%)、「労働条件が分かりづらい」(14.3%)、「アルバイトの探し方が分からない」(4.8%)などの声が上がっています。アルバイト探しに利用するものとしては、「インターネットの求人サイト」が最も高く(79.6%)、次いで、「知人からの紹介」(40.8%)、「求人アプリ」(37.8%)となっています。

日本においては日本語のハードルが確かに高いですね。日本人は基本日本語しか使えませんからね。このあたりも次世代は真のグローバル化が必要になりそうですね。

日本で働く際の不安要素は?

「自分の日本語能力」(56.1%)が最も高く、次いで「職場の人間関係」(40.8%)、「外国人だからという理由で不当な待遇や扱いをされないか」(40.1%)、「仕事は難しくないか」(32.3%)、「文化や生活習慣の違いを互いに受入れることが出来るか」(31.0%)となっています。

上位3つについては、「実際に働き始めて不安が的中したこと」と同じ結果となっています。

働きやすさの理由と働きにくさの理由

働きやすさの理由としては、「希望通りの勤務時間で働ける」(31.5%)、「立地が便利である」(29.7%)、「仕事が楽しい」(29.2%)、「仕事がらく」(28.8%)、「職場の人間関係が良い」(26.9%)、「職場の設備環境が良い、清潔である」(26.9%)、「時給(日給)に満足している」(26.5%)となっています。

一方、働きにくさの理由としては、「仕事内容が過酷」(36.0%)、「職場の人間関係が悪い」(26.7%)、「時給(日給)に満足していない」(20.0%)、「異文化への理解がない」(20.0%)、「希望より勤務時間が増やされる」(18.7%)、「外国人向けの教育、研修をしてくれない」(17.3%)が続いています。他にも、「日本人以外の人が非常に少ない」(13.3%)、「日本語を学ぶ環境がない」(12.0%)がありました。アルバイトをしていてストレスを感じるときについて、「職場の人とコミュニケーションがうまくとれないとき」「外国人に対する偏見を感じたとき」(いずれも29.6%で最も高い)を挙げています。

今後、積極的に外国人雇用を進めていこうとお考えの企業では、採用した後も長く働いてもらえるような職場つくりを推進していく必要がありますね。

 

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