外国人雇用状況の届出に在留カード番号の記載が必要に。

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現在、すべての事業主は、外国人労働者(特別永住者と在留資格「外交」・「公用」の者を除く)を雇い入れた際、または離職の際に、ハローワークへ外国人雇用状況の届出(外国人労働者の氏名、在留資格、在留期間等)をすることが義務付けられています。この届出を怠ったり、虚偽の届出を行ったりした場合には、30万円以下の罰金の対象となります。

現在は、外国人の氏名、在留資格、在留期間、生年月日、性別、国籍・地域、資格外活動許可の有無についてのみ記載が求められていますが、令和2年3月1日以降に雇入れ、離職をした外国人についての外国人雇用状況の届出においては、在留カード番号の記載が必要となりました。在留カード番号の届出にあたって事業主は、在留カード番号について、在留カードにより確認しなければならないこととされています。

外国人雇用状況届出における届出方法は、雇用保険被保険者の場合とそれ以外の場合とで異なります。

雇用保険の被保険者となる外国人の場合は、「雇用保険被保険者資格取得届、資格喪失届外国人労働者在留カード番号記載用【別様式】」が必要になります。この別様式に在留カード番号を記入し、雇用保険被保険者資格取得届、資格喪失届と一緒にハローワークに提出します。別様式での届出は、雇用保険被保険者資格取得届および資格喪失届が、様式改正(在留カード番号記載欄が追加)されるまでの暫定運用です。様式の改正は、令和2年度中の予定です。

雇用保険被保険者以外の外国人の場合は、「外国人雇用状況届出書」(様式第3号)に在留カード番号の記載欄が追加されますので、在留カードの番号を記入します。令和2年2月29日以前に雇入れ、離職のあった外国人の届出については、令和2年3月1日以降も経過措置として、これまで通りの届出様式で申請ができます。

 

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